今回はヌメ床を使ってコードホルダーを作ってみました。
「安いヌメ床を使うなら大きなバッグなどを作ればいいのに・・・」
とか言われそうですが、ヌメ床を使うのが初めてだったのでどの程度普通の革と同じように使えるのか試してみるために作ったことのある、そしてとりあえずということでまずは簡単にできるコードホルダーを作ってみました。
コードホルダーを作ってみる(ヌメ床編)
さて、今回使うヌメ床は以前にABC(アビチ)で購入したヌメ床です。
このサイズでは扱いにくいのでざっくり切っていきます。
今回はヌメ床でコードホルダーを作ったらどんな感じなのか、というのを見たかったので全体的にざっくりいきます。
さらにコードホルダーの形にするため、長方形に(サイズ適当)
ヌメ床ですが表と裏で若干違ってきます。裏面は普通に床面ですが表は吟面を漉いた後なので若干、毛羽立ちが強く出ています。
今回はアルファベット刻印を使ってスタンピングをしてみようと思います。
刻印とは革に打ち付けて文字や模様をつけるためのものです。今回は文字を打ち込むためにアルファベット刻印を使用しましたが、それ以外にレザーカービングをするときにも色々な刻印を使います。
定番のクラフト社製アルファベット刻印が26文字で2500円前後です。高いわけではないので品質が安心できるクラフト社製の刻印がおすすめです。
ただ安く抑えたいという方には中国製のノーブランドのアルファベット刻印が半額以下で購入できます。
数字もセットで1144円(2016年6月現在)とかなりお得になっています。(自分も今回はこっちを使用)
まずは革を濡らします。濡らしすぎないようにスポンジを使って革を湿らせます。
そして打刻。
打刻はハトメ抜きや菱目打ちを使うときと同じように木槌(またはゴム槌)で叩きます。
↑感覚がわからず強く叩き過ぎてしまったので文字だけでなく、刻印の丸枠まで打刻されてしまいました^^; でもしっかりと文字を打ち込むことができました。
乾かしても消えることなくしっかりと読み取ることができます。
吟面に比べるとやはり毛羽立ちが強いですね。ということで次は毛羽立ちを抑えるためにトコノールを塗ってみました。
そしてバネホックをつければ完成です。
毛羽立ちを抑え込めたのはいいですが、なんか模様のようになりました(笑)
触り心地はトコノールを塗ったので悪くないです。ただ・・・見た目があまりよくないなー。
少し離れて見ると悪くない。使用感も普通の革と変わらないです。
染色して色をつければもっと良い感じになるんじゃないかーと思います。
ヌメ床革を使ってコードホルダーは問題なく作ることができました。
加工方法や扱いやすさは普通の革と変わらないので見た目を気にしないレザークラフトの練習をするにはヌメ床革は適していると思います。