今回は革を編むことによってできるレザーブレスレットを紹介します。
“マジック編み“という名称なので編むという言葉を使っていますが、実際は針などは使わないで重ねてひっくり返すなどして絡ませるだけなので編んでいません。そして慣れてしまえば簡単にできます。
ということで早速やっていきましょう。
マジック編みを実践してみよう!
マジック編みのレザーブレスレットをつくつために用意するものは2つ。どちらも特別なものではないので手元にあるかすぐに手に入ると思います。
- 20cm×2cmの革
- バネホック
今回は1mm厚くらいのヌメ革を使用することにしました。レザーマニアで購入したヌメ革歯切れセットの中に入っていたものです。
1.縦に2本切り込みを入れて3本革にする
1本の革に対して2本切り込みを入れて3本の革にします。ただし、1本の革のままになるよう左右2cmずつ残した16cmだけ切り込みを入れてください。間隔は2cm ÷ 3 = 6.7cmくらいにします。
2.革を編む
ではこの3本の革を編んでいきましょう。
本当は編んでいる工程を全て写真に撮りたかったのですが、徐々に丸まっていくため途中からうまく伝わりやすいような写真を撮影することができませんでした。
なので今回は図解で紹介します。(絵が下手なのはご容赦ください笑)
わかりにくいと思いますがこれが精一杯の画力でした。
この色分けに従って、3本の革の上下関係を間違わなければうまくできます。編みかけがオモテ、ベタ塗りがウラを表しています。なお、⑤-1だけ、真ん中と左の色が入れ替わっているので注意。
以下、うまく撮れた写真の参考画像です。
ステップ②
ステップ③
ステップ⑥-2
左の画像がステップ⑥-1を行った直後、そして右の画像が次の作業(もう1回編む)がやりやすいように革が重なった部分を上部へ持って行った画像です。
この⑥-2の下の部分でもう1度同じように革を編みます。
これでマジック編みは完成です。重なっている部分のバランスが悪いと思ったら等分になるように微調整をかけて形を整えます。
3.バネホックを取り付ける
最後にぐるっと手首に回るブレスレットになるようバネホックを取り付ければ完成です。
大きめに作って手首を通るようであればバネホックではなくカシメを使ってもいいと思います。注意すべき点は編むことによって長さが変わってくるということ。最初に革を切り出したときは20cmですが編んで重なった部分が出てきたのでブレスレットとしての出来上がりサイズは17〜18cmとなっています。
4.完成!
これでマジック編みを使ったレザーブレスレットの完成です。
なんとなく雑貨屋さんとか小物・アクセサリー屋さんで見たことあるのではないでしょうか?
今回は革の雰囲気を残すためコバ処理やヘリ落としなどは行いませんでしたが、お好みで丁寧に処理することによって、また革の幅を2cmではなくもっと細くしたり、逆に太くしたりすることによって、また味わいが変わってきます。
レザークラフトの息抜きに1本、簡単にできるレザーブレスレットを作って気持ちをリフレッシュしてみてはいかがですか?