さて、今回は、前回買ったナスカンを使ってレザークラフトっぽいアイテムを作ってみようと思います。そう、オリジナルのキーホルダーです。
<関連記事>
キーホルダーを作るのに参考にしたのは旅行に行ったときにフィレンツェで買ったこのキーホルダー。表革と裏革、リングを止めるためのつなぎの3つの革からできています。今回はこのリングをナス間に変えて作ります。
おそらく1日で完成するレベルだと思いますが、カシメがない(購入しているけど届いていない)ので2日に分けての製作になります。続きはこちら
<関連記事>
初心者のキーホルダー作り!1日目
今回はキーホルダーということで、厚みがあって固めの革を選びました。革の種類は、端切れセットで買ったのでわからない・・・(まだ見分けがつかない・・・)けど、表革は牛じゃなさそう。
上の革を表革、下の黒い革を裏革として使用します。
裏革は牛革ですね。少し柔らかいですが、厚みがあったのでこの革を選びました。厚さはどちらも2mm程度なので仕上がりは4mm程度の厚みになる予定です。
では、作っていきましょう。
1.型紙を作る。
まずはいつも通りエクセルを作って型紙を作っていきます。
上に乗せたキーホルダーを参考にしていますが、完全なパクリではなく微妙に大きさや丸みは変えて作っています。あくまで参考です。
出来上がった型紙はこちら(PDF)
※初心者の作る型紙なので使用する場合は自己責任でお願いします。
表革と裏革の2パーツ分書いてありますが、形は同じなので1つ作って兼用して問題ありません。下の長方形がナスカンを留めるパーツになります。
これをA4の普通紙に印刷してから固紙(ボール紙)に貼り付けて切り抜きます。
切り取ってでき上がったのがこちら。パーツ数が少ないのでシンプルで良いですね。
2.型紙に合わせて革を切りとる。
次に型紙を革に当てて切り取ります。
型紙よりも少し大きくざっくり切り取って、後から紙やすりやカッターなどを使って目的のサイズに調整する方が時間はかかりますが仕上がりが綺麗になります。自分はもう型紙のサイズに合わせて最初から切り取りました。
マスキングテープで型紙を固定してカッターで切り取ります。マスキングテープの後がつくのも嫌だという人は手で押さえるだけでも良いですし、クランプやクリップを使ってもいいと思います。
切断にはもちろん革包丁を使ってもいいですが、曲線などはカッターの方が切りやすいです。(&革包丁を最近研いでないので切れ味が悪かった。。。)
これで必要な3パーツが出来上がりました。
3.表革と裏革を合わせる
次に表革と裏革を合わせます。
サイビノールを塗って合わせた後に、菱目打ちで穴をあけて糸を通していきます。
今回は端から5mmの箇所を縫っていくので調節式ネジ捻を使って目打ちする5mm部分にラインを引きます。初めてネジ捻を使いますね。
・・・意外と難しかった(笑)雑になってしまいましたがなんとか5mmに線を引くことができました。
いや、この調節式ネジ捻、しっかり使いこなすと結構便利な道具のはずなんですよ。今回のように菱目打ちのラインを引くのにも使えますし、線模様を入れるのにも使える。まだチャレンジするのは先になりそうですが、コバを焼くのにも使えるっぽい。と、上の画像からは想像できないほど便利アイテムです。
さて、穴を開ける位置が決まりましたら次に実際に穴をあけていきます。なんだろう、穴を開ける向きが不揃いで綺麗じゃないですがこんな感じ。先にネジ捻でラインを決めていたのでだいたい5mmラインに穴を開けることができました。
そして次の作業は開けた穴を地道に縫っていきます。といっても10分〜15分くらい。今回は明るい雰囲気にするために白糸を使いました。
縫い終わったら糸を両方後ろ側にします。
その後、短く切り落としてライターの火で炙って少し溶かして解けないようにしたら縫い終わり。
側面はトコノールを使って磨き上げます。このとき、表革と裏革が大きくずれているようでしたら紙やすりやカッターで整えてからトコノールを使って整えるようにしましょう。
はい、今日はここまで!
次回はカシメと長方形のパーツを使ってナスカンを取り付ければ完成です。
<関連記事>