入門セットでは早速足りないものが出てきたので買って来た。

2日目にして工具&パーツを買い足し!

前回、レザークラフトを始めるために道具&革を揃えましたが、今日実際に何か作ろうと思いインターネットで調べてたら入門セットの中身では早速足りないものが・・・。

ちなみに今回作ろうと思ったのは「財布」です。革の定番ですね。

初心者(入門)向けの革小物としては他に「パスケース」「ブックカバー」「携帯ケース(notカバー)」「筆箱」、「コードホルダー」などがあるようです。特に「ブックカバー」が3つのパーツを縫い合わせるだけでできるのでおすすめです。

追加で買ったのは4つ。

はい、本題に戻って今回追加で購入した道具・消耗品・パーツです。全部で3,000円くらいですね。

1.トコノール

これレザークラフトにおいて重要アイテムです。

何をするためのものかというと、革の裏面や側面をキレイに整えるために利用します。革は表側の面(吟面)はキレイですが裏面(床面、トコ面)と側面は毛羽立っており、革にもよりますがそのままではかなりワイルドになっています。なので、その毛羽立ちを抑えるために利用するのがこのトコノールです。

※場合によってはこの毛羽立ちを抑えないでデザインとして利用する場合もあります。

トコノールを裏面(トコ面)や側面に塗ってスリッカーやヘラ、ガラスプレートなどで伸ばして磨いていきます。この作業をトコ処理コバ磨きなどと呼びます。このトコ処理をどれだけ丁寧に行うかで作品の仕上がりが変わってくる重要な工程です。コバ磨きの詳しい方法については以下の記事で解説しています。

コバ磨きは水とトコノールでかなり綺麗にできる。
レザークラフトで作品を作るときに最後に行うコバ磨きは、作品の仕上がりに大きく影響を与えます。コバ磨きをしっかりと行わないとせっかく作った作品がみすぼらしく見えてしまいます。逆にコバ磨きが綺麗にできてい...

2.スリッカー・ヘラ

2つ目はスリッカー・ヘラです。トコ処理をする際にトコノールを薄く満遍なく伸ばして塗るために利用します。トコ面はガラスコップで代用することもできますが、側面のコバ磨きをする際にはスリッカーが便利なのでぜひ購入することをおすすめします。

3.ホック

コインケースの留め具に利用するため購入しました。ボタンをつけたいところに使えるパーツなのでいろいろな小物に利用できます。今回は財布を作ろうとしているために買いましたが、パスケースやブックカバーを作る人には不要です。

サイズや色が複数あります。作品の大きさやデザインによって使い分けることになるため、複数サイズ購入しておくと作品の幅を広げることができます。値段もあまり高くないし消耗品のため、初期投資だと思って複数種類買っておく方が良いでしょう。

4.ホック打棒

上で購入したホックを止めるための道具です。1セット取り付けるのに凸側と凹側用の2つ必要ですが、セットで500円しないくらいです。ただし、ホックのサイズに合わせて買う必要があるので今後のことを考えるとまとめ買いしてしまう方がお得です。

打ち具をセットで買ったとしても4,000円くらいです。

今回はすぐに欲しかったので必要なものをセノバにある東急ハンズ静岡店で購入しました。東急ハンズはレザークラフトの工具から革、はぎれまで売っているので良い感じです。ただ、、、少し高いですね。時間に余裕を持ってAmazonや楽天で購入する方が安価に済むでしょう。

トコノールを使ってみた(トコ処理)

さて、ここからは実際にトコノールを使ってトコ処理をやってみた結果をご紹介したいと思います。使用した革はヌメ革ではなくハギレのアソートパックに含まれていたクロム鞣の革です。トコ面や側面はタンニン鞣しでもクロム鞣でも大差ありません。

左:トコ処理前  右:トコ処理後

トコノールを塗った直後のため、色合いにムラがありますが時間が経つと落ち着きます。見た目からは少し伝わりにくいかもしれませんが触ってみると毛羽立ちがなくなっているのがわかります。

さらに拡大して見てみると毛羽立ちがなくなっているのが伝わるかと思います。左がトコ処理前の革で右がトコノールを塗ってトコ処理後の革になります。このまま裏地として使えそうです。

トコ処理、コバ磨きは作品の見た目に大きく影響を与える工程になります。ぜひしっかりと綺麗に行えるように練習していきましょう!

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