【ダーツ】100均の本革ハギレでティップケースを作ってみた

趣味(レザークラフト)×趣味(ダーツ)ということで、ダーツグッズを革で作ろうというこの企画、今回はダーツグッズの中でも小物のティップケースを作ってみました。

ダーツをやらない人に簡単に説明すると、ティップとはダーツの先端の部分です。すぐに曲がったり折れたりして取り替えるので予備を持ち歩きます。この予備のティップを持ち歩くためのグッズがティップケースです。

ダーツをやらない人が使うとしたら、サイズとしては印鑑ケースなどに使えるでしょう。

イメージと設計

今回作成したティップケースがこちら。

正方形の本革に対してファスナーを取り付けることによってケースに仕上げています。

サイズは7cm×3cmとしました。ティップケースはティップが入ればいいため、特に好みのサイズで作ることができます。今回のサイズは印鑑ケースとしても使えるようにするため7cmに決めました(印鑑は6cm程度が一般的であるため)。

用意するもの

今回はシンプルなティップケースとなるため、材料として用意するものは以下の2種類になります。

(1)本革ハギレ7cm×7cm(100均)

(2)ファスナー14cm(90円くらい)

100均に売っている本革ハギレですが、タンニン鞣しではなくクロム鞣だと思われる柔らかい革が多いです。作るものにもよりますが、レザークラフトで小物を作る場合は基本的にタンニン鞣しの硬めの革が適しています。7cm×7cmの大きさをとれる革の中でできる限り硬めの革を選ぶようにしましょう。

製作

では早速作っていきます。私の場合はところどころ写真を撮ったり、合間の時間に作ったりしているため数日かけていますが、しっかりと準備をして時間を取れば30分〜1時間で完成します。

1.革を用意する

今回は7cm×7cmの革1枚で作成するため、型紙を作らないで作成しました。定規やカッターマットに書かれている線を元に革をこのサイズに裁断していきます。作るサイズは7cm×3cmですが、折りたたむ分と厚みを持たす分を考慮して7cm×7cmの革にします。

このときトコノール でトコ面とコバを磨いておきましょう。※ティップケースではトコ面は内側となって目に触れないため、トコ磨きしなくても良いです。

2.菱目打ちで縫い穴をあける

菱目打ちを使って縫い穴をあけましょう。ファスナーを取り付けることを考えて、対面となる2面の中央付近(ファスナーが来る位置)は穴をあけず、その他の部分は周囲を囲うように穴をあけていきます。今回は外から5mmのところに穴をあけました。

光ってしまって見にくいですが、赤丸で囲った部分は穴をあけていません。ここをまげてファスナーを取り付けていきます。

3.ファスナーを取り付ける

今回の革のサイズでは12cm〜14cmのファスナーを使えば合うと思いますが、革とファスナーを合わせてサイズが合うことを確認しておきましょう。

縫い返すために中央からではなく1穴手前から縫い始めます。上記の画像では次に右に1穴塗ってから左に縫い進めていきます。ファスナーの向き、革の向きを間違えないように一針目をいれましょう。

一番大変なのは角になります。うまく90度になるようファスナーの布部分を針に刺します。写真だとわかりにくいですが合計3回通すことによってしっかりと畳まれて90度曲げることができます。

通している最中は糸がたるんでいても気にしないで大丈夫です。両面から針を通した後にしっかりと引っ張れば綺麗になります。なお、この写真はファスナーを閉じて縫っていますが、開いて縫う方が簡単でしたので縫いにくいと思ったらファスナーを開いて縫いましょう。

左右全周囲縫うとこのようになります。ファスナーが多少長くてもこのように内側に折り込んでしまえば問題なく中身が溢れることはありません。もちろん最初からあまりなしになるように長さ調節しておく方が良いですが、短いよりは長い方が対応できるのでファスナーを短くしすぎないよう気をつけましょう。

完成

以上でティップケースの完成です。

1枚の革にファスナーを取り付けるだけのシンプルティップケースです。制作費は250円くらいかな?実際にティップケースにティップを入れてみるとこんな感じ。

コンドルティップアルティメットが25本は簡単に収納できました。これだけ持ち歩くことができれば足りるので実用的に使うことができます。

ということで、ダーツグッズ1つ目の完成です(この前床革でつくった試作ダーツケースは失敗・・・苦笑)

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