今回は、再びコードホルダーを作ってみたいと思います。前回は長方形の革にバネホックを取り付けただけのシンプルなコードホルダーでしたが、今回は少しデザインを入れたコードホルダーを作ってみたので紹介します。
少し失敗してしまいましたが、手直しをしてうまく修正出来たのでご紹介します。前回のシンプルなコードホルダーはイヤホンなどバッグの中で使うのにちょうど良いですが、大きめに作ると電源ケーブルなどをまとめるのにちょうど良いです。
前回のコードホルダーの記事はこちら。
まずは型紙を用意
まずは型紙をエクセルで作ってA4で印刷。固紙(ボール紙)に貼り付けて切り取ります。プリンタが可能であれば型紙に直接印刷してしまっても良いと思います。
大きさは10cm×4.5cmです。前回作ったコードホルダーが7cm×2cmなので一回り大きいサイズにしてみました。ただの長方形ではなく、1.角を取って丸みを付ける、2.折り曲げるところを半円に削って細くする、といった簡単にできるデザインを入れてみました。
使用した型紙はこちら(PDF)
型紙に合わせて革を切り抜く
次に上記で作った型紙を使用して革を切り抜いていきます。そしてホックを取り付けます。今回もハギレを使って作りますが、あまり質が良くないのでシワが入っていますが気にしないでください。
「あ・・・」
あまり考えずに進めていたらホックの付ける方向を間違えてしまいました・・・orz
このままだと床面が表になってしまう・・・
そう、最初に書いた失敗とはこのことです・・・。
どう手直ししようかなー、と考えた結果、同じ型紙を利用してもう1枚革を切り抜き、床面を張り合わせて二重にしてみました。さらに茶色2枚だと味気ないので白い革を使ってツートーンに。
↑半分貼り付けたところ。床面同士をサイビノールを使って張り合わせていきます。
既に取り付けたホックの金具(凸側の裏)は革と革の間に挟まれて隠れるためいい感じに隠れました。
次は凹側の金具を取り付けます。
あとは側面をヤスリで削って微妙に革のサイズがズレているのを調整して、トコノールを使ってコバ磨きをすれば完成です。今回はさらに茶色い革があまりきれいではなかったのでニートフットオイルを塗りました。
完成したのがこちら。表に白い革を使ったのが良かったのか、おしゃれないい感じの仕上がりになりました。
イヤホンをまとめるには少し大きいですね。もっと太いコードをまとめるのに適した大きさになっています。例えば、延長コードやLANケーブルなどなど電源コンセント周りをまとめるのに。
コードホルダーといえば、イヤホンをまとめるのに使うことが多いですが、レザークラフトで自作をするのであれば好みのサイズに調整して様々なところに利用することができます。
簡単に作れて工夫しやすいコードホルダー。ぜひ自分だけの使いやすいコードホルダーを作ってみてはいかがでしょうか?