テレビで見たのがレザークラフトをはじめるきっかけ。
去年の10月頃、たまたまテレビでやっているのを見かけたのがレザークラフトとの出会いでした。今更ながら調べてみると番組は『和風総本家 世界で見つけたMade in Japan』でした。
実際に登場したのは、レザークラフトの道具ではなく、革細工(レザーカービング)に利用する協進エル製の刻印でした。これはかっこいいし楽しそうだし1度やってみたい!!!
このレザーカービングをやるには最低限、レザークラフトの知識が必要そうだ。レザークラフトとレザーカービングを簡単に説明すると「自分で革を縫い合わせて財布やパスケース、ベルトなどの小物を作るのがレザークラフト」、「オリジナルの模様や絵を刻印を使って革にデザインするのがレザーカービング」といったものです。
レザークラフトの具体的な作業はこんな感じ↓
まずはレザークラフトの手縫から。
最初からレザーカービングに挑戦するのは少し難易度が高そうだったので、まずは普通に革を切って縫って小物を作ってみようかなー、と思います。簡単なレザークラフトから初めて趣味になりそうならレザーカービングも行う、というのが良い流れかなーと。
といことで初心者用のレザークラフトの道具を用意しました。
ちなみに費用としては約6,000円で今回は揃えてみました。いろいろ調べてみましたがもっとも基本である手縫をやるにはこれで十分かと。
1.レザークラフト革手縫工具
レザークラフトを始めるためにはまず工具が必要になります。上記では手縫の基本となる「4本菱目打」、「2本菱目打」、「仕立て用目打S」、「手縫い針〈短〉 3本」、「スムース糸〈細〉」、「ミニゴム板 長方形」、「ボンド」が入っています。
目打とは革に糸を通すための穴をあける道具です。木槌またはゴムハンマーで叩いて使います。こんな感じの道具。
※上記写真の目打ちは革手縫い工具 基本7点セットに含まれる目打ちではありません。
このセットで基本的な工具は入っていますが1つだけ追加で購入する必要があります。それは目打ちを叩くための「木槌」。これがなくては穴を開けることができません。
木槌でなくとも代用できる工具があれば大丈夫です。ということで100均のゴムハンマーを購入してきました。ゴムハンマーまたは木槌であればとりあえずなんでも良いですが間違っても鉄製にしない様に注意!目打を傷つけてしまいます。
2.革
道具を揃えたら次は革を購入しましょう。レザークラフトでは財布やキーケースを作るのに基本的にはヌメ革を使用します。これはタンニン鞣しといわれる方法で作られる革で、ある程度しっかりとした硬さがあり経年変化などを楽しむことができるので人気があります。
まずはこのヌメ革の中でも小さめなハギレや、少し傷や汚れが付いており安くなっているようなものを購入して練習していくと良いでしょう。
最初の練習ではヌメ革を使わなくても良い、という方は下記のようなハギレのアソートパックを購入するとさらに多くの革を安く手に入れることができます。
ただし、中に入っているのは基本的にはクロム鞣の革となります。ヌメ革に比べて柔らかく初心者には少し扱いにくい面もありますので考えて購入しましょう。レザークラフトに慣れてきてリュックなどの大型な作品をつくる場合はクロム鞣を使うことがありますが、はじめのうちはヌメ革に比べて難しいと感じるかもしれません。
レザークラフトのキットはイマイチな気がします
レザークラフトを始めてみよう!と思って調べてみると、先ほどの入門用の工具セットの他に下記のような入門者用キットというのが販売されています。
これは1回限りで試しにやってみたいという人には良いかもしれませんが、趣味として続けていこうかなーと思っている人には不向きかなと思います。
革は既に切ってあり、縫うための穴もあいているため「目打ち」も含まれていません。終盤の工程である革の縫い合わせが体験できるキットとなっています。
つまり、レザークラフトの醍醐味である革を自由に加工するという作業がほとんどできないのです。このため、個人的にはキットを買うよりは上記で紹介している工具と革を購入して始める方がレザークラフト の楽しさに触れることができるのでおすすめです!