レザークラフトの音が気になる人に。菱目パンチがおすすめ。アパートやマンションでもできる!

レザークラフトをやるときに1番気になるのが音という人は多いのではないでしょうか?

工房を持っている人というのは少なく(そもそもこの素人ブログを読んでいないでしょうが)、自宅で作品作りをする人がほとんどだと思います。そうなると、菱目打ちやハトメ抜きを木槌やゴムハンマーで叩くときの騒音が気になると思います。

そんな人におすすめなのが菱目パンチです。

ほとんど音を出さずに革に穴を開けることができるのでレザークラフトをやるときに出てしまう騒音を抑えることができます。戸建ではなくアパートやマンションでも気にせず作品づくりができます。

菱目パンチとは?

上記の写真が菱目パンチです。

先端は上下に刃が付いており、革を挟んで締めることによって革に穴をあけることができます。写真の菱目パンチは4mm巾3本目になります。他にも3mm巾や5mm巾、1本目〜4本目まで様々なタイプがありますので自分の好みで選ぶことができます。

菱目パンチの使い方

菱目パンチの使い方を説明します。

と言っても難しいことはなく、革の穴をあけたいところに刃をあてて抑えるだけです。ポイントとしては、2mm以上の厚さがある革に使うこと。薄い革でも穴をあけることができますが、メーカー側としては2mm厚以上の革を想定して作っているため、できる限り2mm厚以上の革で使いましょう。

1.ガイドを引く

革の穴をあけたいラインにステッチングルーバー、またはネジ捻などで印をつけます。印をつけないで穴をあけることもできますが、菱目打ちで打つ以上にズレるのでしっかりとガイドラインを作っておく方が良いと思います。

また、菱目パンチは反対側にも刃を当てるので、表だけでなく裏側にもラインを引いておくと綺麗に穴を開けることができます。

2.ガイドラインに合わせて菱目パンチを打つ

次に1.で引いたガイドラインに菱目パンチを合わせて打ちます。

以上で完了です。革に穴をあけることができましたのであとは菱目打ちであけたときと同様に縫っていくことができます。

菱目パンチの注意点

菱目パンチの注意点としては、先ほどの2mm厚以上の革に使うようにするということと、菱目パンチは両刃であるということです。通常、菱目打ちで穴をあけた場合、革の上から刃を打つ形になりますが、菱目パンチの場合は上からの刃以外に下からも刃を当てる形になります。

このため、菱目打ちと菱目パンチでは縫い目に違いが出てきます。下の写真は4mm菱目パンチ、4mm菱目打ち、5mm菱目打ちの縫い目を比較したものです。

菱目打ちで穴をあけた縫い目は糸が斜めになるのに対して菱目パンチであけた穴を縫うと糸が直線的になっているのがわかると思います。ステッチが変わると全体のデザインも少し変わって見えてくるので気をつけましょう。また、逆にうまく使えばデザインの幅を広げることができますね。

その他、菱目パンチはその形状から革の中ほどには使うことができません。革の周囲に穴をあけるのに適しているので作りたいものをよく考えてから使うようにしましょう!

まとめ

うまく使いこなすと、レザークラフトをやるときに1番気になる音を出さずに作品づくりができます。騒音が出るのが気になってレザークラフトをするのに躊躇してしまう、という人は菱目パンチを使ってみてはどうでしょうか?

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