レザークラフトの道具は、革の専門店や東急ハンズ、楽天やAmazonで購入することがおおいですが近場の100均で購入できる道具も多くあります。
今回は100均で購入することができる道具と材料を紹介したいと思います。高くてしっかりした道具を買うのもいいですが初心者にとっては自分の趣味になるかどうかわからない段階ではあまりお金をかけすぎないことも大事です。
ぜひ参考にして近場の100均を見に行ってみましょう。
100均で購入できるレザークラフトの道具
100均で購入できる道具はいろいろあります。レザークラフトで使用する道具には専門道具と、文房具や事務用品・木工細工などにも使われる道具があります。レザークラフトは趣味とする人が増えてきているとは言われていますが、まだその人口は少なく100均で専門道具が販売されるほどではありません。
このため、100均で手に入る道具というのは文房具や事務用品・木工細工などにも使われる道具になります。
カッター
革を裁断するために使うカッターは100均で手に入れることができます。革というと革包丁を使うイメージですが革包丁は使い慣れないうちはうまく裁断できないのでカッターを使うのがオススメです。
ただし、品質はあまりいいとは言えません。このため、100均で買うよりは文房具店で100〜200円程度のカッターを買う方が良いかもしれません。100均で買う場合でも、2個で100円などではなく、1個でしっかりしたのを買うようにしましょう。
カッティングマット
カッターや革包丁を使う場合に下に引くカッティングマット。これは100均で買っても他で買っても品質に大きな差はありませんので100均で買うことをオススメします。
カッティングマットには1cm×1cmの方眼が印字されているタイプがあるため、このタイプを選ぶようにしましょう。また、サイズについても複数あるためできる限り大きいタイプがおすすめ。正方形に近いタイプと長方形の2種類を持っていると使い勝手が良いです。
ゴムハンマー(木槌)
菱目打ちやハトメ抜きを叩くためのゴムハンマーもあります。私はゴムハンマーを購入しましたがおそらく探せば木槌を置いている100均もあるのではないでしょうか。
ゴムハンマー(木槌)は、持ちやすさなどに違いはありますが100均でも問題ない品質です。また頻度は多くないですが使っていくうちに削れてしまっていく消耗品でもあります。このため、100均で購入するのがおすすめです。
定規(線引き)
革を裁断したり、型紙を切るときには必ず定規(線引き)が必要になります。しっかりした定規は文房具屋で購入すると500円ほどしたりしますので100均で購入するのが良いでしょう。
ポイントとしては鉄製またはアルミ製の定規を購入することです。革包丁やカッターと一緒に使うためプラスチック製では削れてきてしまいます。削れてしまうとまっすぐ裁断することができなくなります。
サイズは15cmと30cmと50cmの3種類、最低限15cmと30cmの定規を用意することをおすすめします。長い定規だけでも切ることはできますが短く切るときには使い勝手が悪いので15cmも用意しましょう。
サンドペーパー(紙やすり)
紙やすりも100均で手に入ります。荒いもの(80番、120番、240番)は多くの100均で見かけますが、場合によってはさらに細かいものが売っているお店もあります。
このように100均の紙やすりは3〜4種類程度の荒さがセットになって販売しています。それぞれは小さいので大きいものを作るときやいくつも商品を作るようになったら物足りなくなりますが初めての場合は十分でしょう。
欲しい荒さがなかったり、もっと量を多く欲しい場合はカインズやカーマなどのホームセンターに買いに行きましょう。1枚1枚の販売で価格もサイズも大きくなりますが、㎠あたりの価格は安くすみます。
100均で購入できるレザークラフトの材料
100均で購入できる材料は、道具と同じくレザークラフト専用の材料というよりは手芸の材料でレザークラフトに使えるものなどになります。
ただし、最近では合皮やハギレなどのレザークラフト用の材料も見かけるようになりました。タンニンなめしではなくクロムなめしが多く、品質もあまり良くなさそうですが練習のためには良いのではないでしょうか。
ファスナー
財布やクラッチバッグに使用することができるファスナーが100均で売っています。Amazonや楽天の方が1本あたり安く購入することができますが送料で高くなったり、10本などのまとめ買いが必要になります。100均では1本や2本のセットで購入することができるため、とりあえず試してみたい人におすすめ。
ポイントとしては、こちらの記事でも書きましたが務歯(むし)が細かすぎて長さ調節ができないタイプの場合が可能性があります。
写真左の黒いファスナーが100均で購入したもの、右の白いファスナーがAmazonで購入したものになります。務歯(むし、閉めるギザギザの部分)を見ていただければ分かるように白い方は1つ1つが大きく独立しているのに対して黒い方は細かく繋がっています。
ペンチで調整することができるのは1つ1つが独立している右のタイプなので購入する場合は右のタイプ、または目的とする長さにピッタリ合うサイズを購入するようにしましょう。
口金
口金とはがま口財布を作るときに使うための材料です。
こちらも手芸用の材料ですが、作り方は同じなので革製のがま口財布を作るのにも使うことができます。
スタッズ
スタッズとは、飾り鋲のことです。
靴やスマホケース、財布などに取り付けることができるもので、レザークラフトで自作した作品にも取り付けることでアクセントにすることができます。取り付け方はカシメと同じく打ち棒で叩いて取り付けます。綺麗に取り付けるためには専用の打ち棒があると良いですが、多少凹んでもいいのであれば、ハギレなどを挟んでカシメ打ちで取り付けることもできます。
革ハギレ
最近見つけたのが革ハギレ。100均でハギレが手にはいる時代になりました!
本革ハギレと書いてありますが、柔らかさや触った感じからクロムなめしのハギレが多かったです。ただし、中にはしっかりとした硬さがある革もあったので選んで購入すれば十分レザークラフトにも使用することができそうです。作ることができそうなものとしてはコードホルダーやカードケースですね。サイズは0.5ds〜2dsくらいです。
合皮(フェイクレザー)
本革だけでなく合皮(フェイクレザー)も売っていました。
合皮というよりは布に近い感じのものが多かったですが、種類は豊富に取り揃えていました。
レザークラフトでは直接合皮を使うということはありませんが、見えないところであったり、キーケースや財布の札入れなどの裏貼りに利用することができます。
ピンクッション
最近、大事だと思って購入したのがこのピンクッション(針山)。
レザークラフト用の針は、針先が少し丸められており尖っていませんが普通に刺すことができます。失くしてしまいがちな針をピンクッションに刺しておきましょう。
100均で買って失敗したもの
レザークラフトに使えそうだなー、と思って100均で購入してみたはいいものの失敗したものを紹介します。
水性染料
革を染めるための染料を100均で購入しました。以前はクラフト染料を使ってみたのですが、もっと安く手に入らないかなーと。売っていたのは革用ではなく木工用。試しに購入。
しかし、100均で購入した染料は薄すぎたためか何度も上塗りしても革を綺麗に染めることができませんでした。木工用でも綺麗に染まった染料もあるので、これに関しては100均の染料がイマイチだったのかなーと思っています。
もちろん、メーカーや商品、色によって染まりやすさに違いはあると思いますので一概にダメとは言い切れませんが、私が買った100均の染料は失敗でした。
最後に
レザークラフトの道具や材料をしっかりしたブランド品(クラフト社や協進エル)で揃えるとかなりのお値段がします。確かに品質は良いので後々は買い換えてブランド品を使うようにしていきたいですが、まだ始めたばかりで趣味として定着するかわからない場合。初期投資は安く抑えたいですよね。
今回紹介したようにレザークラフトで使う道具や材料は、100均やホームセンターで手に入るものも多くあります。まずは必要なものをメモして近場の100均、ホームセンター巡りをしてみることをおすすめします。
またこの記事は新しく100均で道具や材料が見つかったら、随時更新していきます。興味があればブックマークなどに追加して定期的にチェックしていただけたらと思います^-^
楽しいレザークラフト生活をおくりましょう^-^