さてようやくカードケースが完成しました!
タイトルは3日目とか書いてありますが、記事を3つに分けたという意味で実際はゆっくり作業を進めたのもあってもっとかかっています(>_<)
ということで完成までの作業を公開します。
▼レザークラフト・カードケースAシリーズ
まずは目打ちで縫い穴をあけていく。
前回までに完成したのが革と革を張り合わせていく作業まででした。
見た目としてはほぼ完成ですが、サイビノール600で張り合わせてあるだけなのでこのままでは使っている間に壊れてしまいます。さらに・・・
レザークラフトのオシャレポイントは縫い糸にあり!
やはり糸で縫ってないと革製品、レザークラフトっぽくないですよね。なんかイマイチ。
ということで、周りを縫っていきます。
今回は糸の色に白をチョイス。シンプルながらキャメル色の革にマッチして味を出してくれるでしょう。黒糸を使えばシックな感じになるのかな?いつか余裕があれば同じものを黒糸verで作って比較してみたいな、と思います。
では早速目打ちで穴をあけていきましょう。といっても基本工程なので飛ばします。穴を開けた後の画像がこちら
重なる部分は先に空けて間隔を調整するなどした方が良いですね。今回は気にせず4mm6本目打ちでガンガン開けていきましたので境目に穴が来てしまったりしてます。。。
さて、ここからが時間のかかる手縫いです。集中すれば1〜2時間程度なのでしょうけど、他の作業の合間合間にやっていたので3日くらいかかってしまいました(笑)
まずは糸を用意します。先ほど言った通り今回は白糸を使用しました。長さは縫う範囲の3倍〜4倍用意します。縫う距離が多い場合は3倍、短い場合は4倍用意した方がやりやすいです。
今回は4倍の糸を用意。1つ目の穴に糸を半分通して見た感じが上の画像です。こうやってみると長いように感じるかもしれませんが縫っていくとそうでもないなー、となります。
最初は縫い進める方向とは反対側に2目塗ってから始めます。上の画像でいうと左側に縫い進めるために最初に針を通したところから2目右に縫っています。
後はひたすら縫い進めていきます。
そして、最後は最初と同じように縫い終わった後に2目戻してから糸を切って溶かします。
少しわかりにくいですが、画像の内ポケットあたりが4目ほど2重になっています。飛び出ている糸が少し茶色いのは最後に糸を溶かしてほつれなくするときにライター近付けすぎて燃やしてしまったため(汗) 気をつけるポイントです。
ということで完成したのがこちら。
糸が飾りになって見た目的にもいい感じに仕上がりました。
今回のカードケースは使えるレベルに仕上がったので良かった^-^ 前に作ったコードホルダーは持ち歩いていないので今回のカードケースは持ち歩いてみようと思います。
前回作成した名刺入れ(カードケース)との比較。やはり前回のはかなりサイズを間違って小さく作ってしまっているのがわかります。今回はサイズ間違えなかったということで少しは成長したかな(^-^)
反省点
今回作ったカードケースでもっと改良すべきだったなー、と思うところを紹介。作る際の参考にしてみてください。
1.革を張り合わせたときにシワができた。
中央付近はトコが見えないように吟面を2枚張り合わせましたが、この張り合わせた場所がシワになってしまっています。サイビノール(白ボンド)の塗り方が良くなかったか、張り合わせる方法が良くなかったか。
そもそもサイビノールを塗る必要もなかったのかもしれないです。調べて次作では改善するようにしたいと思います。
2.内ポケットの側面がコバが見えてしまっている。
これは2ポケット側を側面から撮った写真です。間に内ポケットに使った革が入っていますが、側面を織り込んでいないので革を切った断面(コバ)が見えてしまっています。他のところは織り込んで側面にも革の吟面が見えるようにしていたのに・・・
設計ミスですね。型紙から直す必要があります。(気が向いたら1日目に載せている型紙のPDF修正版作ります。)
3.糸の最後の処理でライターの火を近付けすぎた
縫い終わった後に糸を処理するとき、ライターで糸を溶かしてほつれないようにしていますが、そのときにのこった糸が長すぎた(切り落とすのが短すぎた)のとライターの火を糸に近付けすぎたので燃えてしまいました(>_<;;;) これ難しいです。
最後の最後なのでここは練習して処理をうまくなりたいところですね。
以上、初心者が作るカードケース(3作品目)でした。また次回作を作るときはアップしていこうと思います。
▼レザークラフト・カードケースAシリーズ